結婚して数年後の頃、当時は携帯電話が普及する前でアマチュア無線が大流行でした。主人は高校生からのアマチュア無線技士、「免許を取れ」と何度も何度も言われるので主人に無線工学や法規を教わって国家試験を受けました。アマチュア無線をやりたくてではなく、今免許を取らないと「免許を取れ」とうるさく言われ続けそうだったというのが免許を取った理由です。無事合格し、コールサインもいただきました。「第1号の記念すべき交信相手はDX局にしてやる」という主人の希望に応えてあげたいと思う私でした。 7MHzSSBでCQを出しているHL1IQVさんを見つけ、最初に主人が交信、「妻がそばにいて交信したがっている」と、続けて私がコールサインと名前をたどたどしい英語で伝えました。自分のコールサインもスラスラと言えない私が韓国のYLさんと、一生の記念に残る初QSOをした瞬間でした。「素敵なお声でした」と書かれたQSLカードもいただきましたが、これが私の生涯でたった1枚のQSLカードです。
という投稿原稿をうまく編集して掲載されています。