良いクスリドットコム健康ニュース   

効果的な有酸素運動
 ただ歩くだけのウォーキングが体のためになるのでしょうか? 答えは「立ち止まらずに続けて歩いていれば健康になる」です。例えば毎分70m以上の速さで休まず歩いている時は、体内の血液は安静時の3倍以上の速さで流れ、同じ勢いでエネルギーが燃焼されます。これにより体温も上昇して汗ばんだり呼吸も弾みます。これがウォーミングアップに相当します。その後さらに定常状態(消費される酸素の量が循環によって十分に補給されている状態)を保ちながら続ける運動を「有酸素(エアロバティックな)運動」といいます。息苦しくない範囲で、持久的な運動を10分以上続けている時がこれに当たります。有酸素運動の強度はあまり強くない方が望ましいのです。その点、ウォーキングは強すぎない運動の典型といえますね。
インフルエンザを予防しよう
 インフルエンザが猛威をふるうシーズンには、インフルエンザウイルスが空気中にたくさん浮遊しているため、直接的な予防法としては、人がたくさん集まる場所を避けることが有効です。吸い込んだインフルエンザウイルスをすぐに洗い流せば、感染のリスクをある程度低くできますから、外出先から帰ったらすぐにうがいをする習慣を。また、ウイルスが付いた手から口を通って感染するケースも多いので、手洗いをこまめに。インフルエンザを予防するには、ワクチンの接種とともに普段から抵抗力を高めておく事が大切。次のことを心がけてください。
@夜更かしや過労を避け、規則正しい生活を。体調が悪いときは無理をせず、十分休養する。
A趣味やスポーツなど自分に合ったストレス解消法を見つける。
B偏食や極端なダイエットは避け、栄養の偏りのない食事を3食、規則正しく摂る。そして、体を冷やし低体温化につながるような冷飲冷食をしない。果物もからだを冷やすので食べ過ぎないように。
C軽いジョギングやウォーキング、乾布摩擦などを行い、ウィルスに対抗できるよう体力をつけ、気道や皮膚を鍛えておく。
D目標を持つなど、前向きに楽しく毎日を送る。
食物繊維の効用
 一つは、水分を溜め込んで増やすこと。そのため繊維そのものが食べ物のかすとして便の材料になるというだけでなく、さらに水分によって便の量を増やし、柔らかくして排泄しやすくするという効果も発揮します。また、食事成分の吸収を押さえる効果もありますから、肥満や糖尿病の予防にも役立ちます。二つ目は、コレステロールを吸着して、その呼吸を押さえること。この結果、血清コレステロール値が低下して、動脈硬化を予防し、心臓病や胆石を起こりにくくする効果があります。そして三つ目は、腸内で有用菌の増殖を促進することです。腸内には多くの細菌がいます。これらの細菌は、ビフィズス菌に代表される人体にとって有用な善玉菌と、有害な悪玉菌とに大別されますが、食物繊維には善玉菌を増やして悪玉菌を駆逐する働きがあり、これによって大腸ガンが起こりにくくなります。食物繊維を見直すこと。それは、私たちの食生活を見直すことでもあるのです。
大人のアトピー
 少し前まで、アトピー性皮膚炎といえば、乳幼児の病気のようにいわれていましたが、今では大人にも増えています。中には六十歳を過ぎてなる人もいます。こうした人が、成人になって初めてアトピー性皮膚炎になったのか、それとも子供時代には気がつかないくらい軽かったものが、今になって出てきたのか、それはわかりません。しかし、大人のアトピー性皮膚炎が増加したのは環境の悪化が大きな原因のようです。 アトピー性皮膚炎は、乾燥してバリアー機能が低下した皮膚に原因があります。遺伝的にこういう皮膚を持つ人の数は、それほど変わっていないはずです。しかし、それを刺激してアトピー性皮膚炎にさせる因子が増えているのです。ストレスや空調、コンクリート住宅の普及によるダニの増加や食生活の変化など、原因は山ほどあげられます。
山で人を刺す虫
 山にはヤマトヤブカ、シナノヌカカ、ヤマトダニなど海よりたくさんの種類の刺す虫が生息していますが、特に被害が問題となるのはアブやブユの仲間です。アブやブユは吸血昆虫ですが、蚊のように口を皮膚に刺し込んで血を吸うのではなく、皮膚をかみ切って流れ出てきた血をなめるようにして吸います。そのため皮膚をかみ切られた時には激しい痛みを伴うことがしばしばあります。アブとブユでは活動する時間帯が異なり、アブは主に昼間にブユは夕方や早朝に活発に吸血を行います。このように吸血昆虫は虫の方から人間に寄ってきますが、蜂は吸血昆虫ではないので、こちらから危害を加えなければまず襲ってくることはありません。
海岸で人を刺す虫
砂浜が長く続くような海岸では刺す虫はほとんど見られません。刺す虫たちがいるのは、磯や海岸付近の林の中です。その正体はトウゴウヤブカやヒトスジシマカというヤブ蚊の仲間です。蚊はふつう、水たまりなどで発生しますが、トウゴウヤブカは海水でも発生でき、磯浜の潮だまりなどを利用しています。人の血を好んで吸います。昼も夜も活動しますから磯遊びをしているときや、夜の花火の時に刺されるのは恐らくこの蚊だと思われます。
便秘を防ぐ食事
 便秘の改善には、食物繊維の多い食事がよいといわれますが、穀類や豆類、イモ類などの繊維質ばかりが食物繊維ではありません。果物のペクチンや海草のアルギン酸、コンニャクのグルコマンナンなども、水分を吸ってゼリー状になる食物繊維の一種。これらの食品を上手にとり、快食、快眠、適度な運動を心がけましょう。
1.1日1個のリンゴで食物繊維不足を解消 
     2.乳酸菌飲料などで腸内のビフィズス菌を増やす  
3.食後は便意をがまんしないでトイレへ   
  私たちのカラダは、食事をすると便意をもよおすようにできています。このしくみを「胃・結腸反射」といいますが、便意をがまんしてしまうと、排便をうながすセンサーの感度が鈍くなりかねません。食後は、自然に逆らわずトイレに行く習慣をつけましょう!
帝王の病気?「痛風」
 以前は「帝王の病気」とよばれていた痛風も、現在は30代のサラリーマンに発症しやすい庶民の病気となっています。「風が吹いても痛むから」「風のように訪れ風のように去っていくから」等痛風という名前の由来はいろいろありますが、痛みがその大きな特徴です。この痛みのもとは体内にたまる尿酸。尿酸が血液中に異常に増え、尿からの排泄が追いつかなくなって体内に結晶化するのですが、この結晶が関節にたまって起こるのが痛風、腎臓の尿路にたまって起こるのが尿路結石です。『平日はバリバリ働き、休日はゴルフで汗をかいてサウナに入り、その後モツ焼きをつまみにビールをぐ〜っと』という生活が痛風を起こしやすい典型です。激しい運動が尿酸を増やし、汗をかくので尿量が減り尿酸を排泄しにくくなり、肉やビール、アスパラガス、大豆等の豆類も尿酸のもとになるプリン体を多く含むので注意が必要です!
骨粗鬆症は根気よく
 カルシウムは、脊椎動物にとってあらゆる生命活動を支えるいわば「生命の炎」であり、血中のカルシウム濃度が低下すると、破骨細胞が働いて骨を溶かし、不足分を補おうとするメカニズムが働きます。私たちの骨は、この破骨細胞と骨をつくる骨芽細胞により、絶えず再構築されており、骨粗鬆症は、破骨細胞の働きが骨芽細胞の働きをしのぐために起こる病気の一種です。骨粗鬆症の治療に薬は欠かせませんが、上記のような骨代謝を改善するには、骨に適度な刺激を与えることや、紫外線を浴びて体内でビタミンDを作り出すことも大切です、晴れた日に散歩することは気分転換にもなり、骨粗鬆症の治療に役立ちます。一石三鳥の効果があるのです。
子供にも外反母趾
 外反母趾=ハイヒールを履く女性の病気というのは昔の話。最近子供の外反母趾が増えていて、5歳の幼児の約1割に見られる。外反母趾とは、足の親指が人差し指の方に曲がった状態のこと。子供の外反母趾が増えている理由は、まず、はだしになる機会が減ったことと運動不足。足が発達する時期に、十分に足の裏を使って筋肉を発達させないと、扁平足や外反母趾などを起こしやすくなる。しかし、さらに重大なのは、足にあわない靴を履いていることだという。子供の足は、X線写真ではっきり写らないほど軟骨が多く、それが成長の過程でしっかりした骨に変わっていく。その間、正常な発育を支えるはずの靴が足に合っていなければ、当然足の成長は妨げられる。靴が大きすぎると、歩くたびにつま先が靴の先端に当たり、外反母趾を引き起こす原因になる。足の発育障害は足の変形だけでなく、疲労、イライラ、食欲不振、頭痛などの症状を引き起こす場合もあるのです。もう一度足元を見直してみてはいかがでしょうか? foot
薬と食品の相互作用
fruit  グレープフルーツとある種の血圧の薬を同時に飲むと、血圧の薬の作用が強く出て、血圧の下がりすぎや頭痛、めまい、動悸、顔面紅潮などがみられることがあります。牛乳とある種の抗生物質を同時に飲むと、抗生物質の吸収が悪くなって効果が減弱してしまいます。市販のカルシウム強化食品にも注意しましょう。納豆は大量のビタミンKを含んでいることと、納豆菌が腸内で血液を固まらせるビタミンKを作るため、ワーファリンの作用を弱めます。クロレラもビタミンKを多量に含んでいるので要注意。カフェインを含んでいるカゼ薬とコーヒーを一緒に服用するとカフェインの作用が強くなり頭痛やイライラすることがあります。
空洞が骨の強さの秘密
コンクリートはおろか、同じ質量で比べると鋼鉄より強いといわれる骨。その全重量は、体重の15%にも満たないのです。もっと重いと考えがちですが、意外なほど骨は軽量なのです。骨の内部には、軽石のように無数の小さな空洞があり、大腿骨などの長い骨にはさらに竹のような中空があると聞けば、納得がいくでしょうか。その構造が、実は強さの秘密でもあるのです。長さと重さが同じ鉄棒と鉄パイプなら、鉄パイプのほうが力を放散できるために「曲げ」に強い・・・・。それと同じ理屈ですね。よほど無理な力をかけないかぎり、骨はいつでも私たちの体を支え続けてくれるのです。 カルシウムは体の様々なはたらきに関わる大切な成分。血液中や細胞組織に不足すると、骨に貯えられているカルシウムが供給されます。失われた分は速やかに補充されるので、骨のカルシウム量は常に一定に保たれているのです。若いときから適度な運動やカルシウムたっぷりの食事を心がけましょう。 gennki
まだまだいけるミドルの体力
middle  階段を昇るとひざがガクガクしたり、草野球でも走塁に守備にやたら足がもつれたり・・・・「歳」を感じさせるのは、とかく足が多いようです。そんなところから、老化は足からやってくると思われがちです。でも実際は目がもっとも早く、なんと7歳から老化するとか。足の老化はずっと後からやってくるのです。運動神経とか体力はよく「若さ」のバロメーターにされがちです。体力とひと口にいうのは、ふつう筋力、瞬発力、持久力、敏捷性、巧緻性、柔軟性などを総合したものをいいます。このうち衰えが早いのは持久力と跳力、案外長持ちするのは筋力といわれます。そこで、運動すれば体力の衰えをどれだけ防げるかということになるのですが、トレーニングの効果を調べてみますと、20歳代の効果を100とした場合、40歳代で70%、50歳代なら60%といわれ、30代では体力の回復が可能、40代なら低下は防げるとされています。がんばらなくっちゃ!
ハイヒールは疲れる
 はきもの、その善し悪しは健康的にやはり疲れないもので決まります。流行やスタイルは二の次にして、気をつけてほしいのは「かかと」と「底」。「かかと」はふつう3〜4pがよく、5p以上は疲れます。ハイヒールで満員電車に乗ると、ローヒールの2倍疲れると報告されています。また、ハイヒールは傾斜も問題で10度以下ならあまり疲れません。傾斜が大きくなるにしたがってからだの重心が前にかかり、脊柱や背筋に無理な力がかかると、腰痛や生理痛など婦人病に結びつく心配がでてきます。もうひとつ「底」。摩擦が大きいと滑りにくいため、体が前進しやすく疲労が少なくてすみます。そのため皮よりゴム底がよいのです。疲れにくく正しく歩くには「かかと」で着地し、つま先で蹴る、これをうまくやれるはきものが良いわけです。これからは、せめて歩くことぐらい積極的に! highheel
栄養バランスと毛髪
beer3  海の中で波に揺られているコンブやワカメは、まるで黒々とした髪の毛のようです。昔からコンブやワカメなどの海藻類は髪の毛に良いと言われていますが、残念ながらこれには確かな根拠はないようです。しかし、海藻類は栄養が豊富な食べ物に違いありません。頭皮にあまり良くない嗜好品としてタバコがあります。タバコを吸うと血管が収縮し、その結果頭皮の血行が悪くなり、栄養が十分に行きわたらなくなります。また、体内のビタミンCの量が減少するとも言われています。ではアルコールはどうでしょうか。お酒を飲むと顔がポッと赤くなります。これは、アルコールが皮膚の血管を拡張するためで、頭皮の血管も同じように拡張して血行が良くなります。でも、頭皮によいからといって飲み過ぎないように。頭皮には、ほろ酔いぐらいがよいでしょう。
頭寒足熱の効用
 現代の住環境は、夏は冷房、冬は暖房と快適なはずですが、部屋中を暖房でポカポカさせると、快適どころか不快に感じる人が多いのです。足元を30度に保った上で、上半身の温度を変化させた場合、15度の時にはやや不快と感じるが、20度、25度では快適感が強くなります。しかし、さらに30度にするとやや不快段階に近づいていく人が多くなり、35度では不快となるデータがあります。「上半身を15度に設定すると、作業能率は上がりますが、手が少しかじかんだような感覚が出てきます。ですから実際には頭部は20度くらいが一番いいのです」という研究結果は、昔から言われている「頭寒足熱」の有用性を証明しているのですね。 kitakaze
やせられれば本望?
diet  若い女性向けの雑誌では、ダイエット特集を組むと売上が伸びるといわれるほど日本ではポピュラーな話題のひとつです。国民の約半数が肥満である米国もダイエットへの関心は高いが、肥満が元で職場を追われたり、家から出られなくなったりという笑えない話があります。自己管理に厳しいお国柄かその事情も深刻です。一方、日本のダイエットブームは、肥満でもないのに「やせたい願望」ばかりが強く、まるでダイエットのオバケにとりつかれているかのようです。アンケートによれば男性のダイエットの理由が「健康のため」に対し、女性のは「きれいになりたい」や「好きな服を着たい」ですから、健康からかけ離れた見た目ばかりにとらわれている不健康なものであることがわかります。若い女性のダイエット法は、上記の理由故に過激です。「見た目」さえ良ければ「中身(健康的な体)」は二の次だから、短期間でやせられる?方法を選びます。つまり、食事制限というわけです。ダイエットで危ないのは、低カロリーの食事でバランスが崩れること。オプティファーストなどを使ってじょうずにダイエットしましょう。
お酒が好き、というあなた
 お酒は1日の疲れをいやし良い気持ちになれますが、毎日大量に飲んでいると動脈硬化や痛風、高血圧を引き起こすこともあります。お酒を飲んだ後に顔が赤くなったり、頭痛、吐き気などの不快な症状が現れることがありますが、これはアルコールが分解する途中でできるアセトアルデヒドが原因です。日本人の4割は、遺伝的にこのアセトアルデヒドを酸化する酵素ALDH2型を持っていないため、少量でもアルコール中毒の恐れがあります。肝臓の働きが一番良いのは30歳前後で、それ以後は肝臓の細胞が減り始め、機能が衰えてきます。ところが飲酒の習慣は一旦つくとなかなか量を減らすことができません。統計によれば、サラリーマンの6人に1人がアルコール依存症で、半数近くが毎日お酒を飲んでいます。「自分は強い」と思っている人こそ危ないのです。あなたは耳が痛くありませんか? beer
腰痛は人間の宿命か
youtsuu  脊椎は他の器官と同様におよそ20歳代で成長が止まりますが、椎間板は20歳後半には退行変性、すなわち老化が始まり、水分が徐々に減少して弾力を失うといわれています。また後方部分の椎間関節でも滑膜に炎症が起こり関節の可動範囲が制限され、からだが固くなり始めます。30歳代、40歳代ではさらに腰椎の変性が進み、不安定な状態となります。しかし、加齢が進んで60歳代になると椎間板の変性も進行し、水分が喪失した結果、椎間板がほとんど動かなくなり、椎間関節も軟骨組織が消失し、骨棘が形成され再び安定します。腰椎の退行変性は遅かれ早かれ全ての人に訪れる問題です。しかし、ほかに神経学的な異常などがない場合の腰痛は、ストレスや不安など精神的な要因が深く関与している可能性が高いのです。
しびれで身を守る
 ヘビやサソリ、フグなどの動物が持っている毒を「動物毒」といいます。動物毒は一過性ですがその作用は強烈です。すなわち、瞬間的に効いて相手を倒すけれども持続性が短く、多くは数時間も毒に耐えられれば作用が消え、後にそれほどの後遺症を残しません。この動物毒はそれを生産した生物が属する進化の階層よりも高い階層の生物に対しては作用するけれども、それ以下の階層の生物には作用力が小さいか全く作用しません。つまり、生物の毒とは下等な生物がより高等な生物から身を守るために、自然が与えた武器といえます。単純なつくりの下等生物の毒が、複雑なつくりの高等生物の神経メカニズムに効果があるというのは不思議なものですね。 snake
人畜共通感染症
tanuki  動物から人間にうつる感染症(人畜共通感染症)が増えています。日本にはいろいろな動物が輸入されています。検疫が義務づけられているのは、犬、牛、馬、豚、ニワトリなど数種類の動物に限られ、猿や爬虫類などは輸入業者任せが現状です。人気のあるペットも病原体を持って輸入される恐れがあります。かわいいペットですが、口うつしでえさをやらないなど、ペットと人間の生活にけじめをつけることが大切です。ペットの様子が変だと思ったら獣医に相談しましょう。自分の具合いがおかしく医師の診察を受ける時は、ペットを飼っていることを告げましょう。
病名 おもな宿主と感染様式 主な人での症状
オウム病 オウム・インコ類(特にセキセイインコ)
などを宿主とする。羽根、排泄物の乾燥した
塵埃などを吸飲し感染することが多い。
発熱、頭痛、せき
ネコひっかき病  ネコとの接触や、引っかかれて感染するこ
とが多い。
発熱、リンパ節腫脹
Q熱  Q熱病原体が原因。塵埃中の病原を吸飲し
たり、汚染した肉や牛乳などが感染源となる。
犬やネコ、小鳥など多くの動物を宿主とする。
高熱が1〜2週間以上も続く
血管新生が関節炎の痛みに関与
 ヒザやヒジ、肩などの関節部分にある軟骨が障害されると、関節炎が起こって激しい痛みを生じてきます。関節軟骨を障害する原因には、老化や肥満、O脚などいろいろありますが、実は軟骨に毛細血管が入り込むことで軟骨が障害されるケースがあります。ちょうど石の中に根を張った植物がその根で岩を砕いてしまうように、軟骨の中に入り込んだ毛細血管が、徐々に軟骨の変性を促して最終的に軟骨を破壊してしまうというものです。
 いずれにしても軟骨は一度破壊されると回復が難しく、また決定的な治療薬もありません。しかし、血管新生が原因で起こっている関節炎には、サメの軟骨が大いに有効です。サメの軟骨がヒトの軟骨中に毛細血管新しく作られるのを強力に阻止し、軟骨の破壊をくい止めます。さらに、サメ軟骨に豊富にムコ多糖に含まれるコンドロイチン硫酸には、炎症を抑制する働きがあります。ヒザ関節痛、腰痛で困っているあなたには朗報ですね。
step
あら塩と母乳
koori  さらさらの食卓塩は化学式であらわすとNaCl。海水や岩塩から精製するときに、せっかく含まれている天然のミネラル(天然にがり)、すなわち微量栄養素を取り去ってしまった化学物質です。よく塩分の取りすぎが高血圧の原因だといわれますが、これは食卓塩などの精製塩のこと。天然のミネラルたっぷりの自然塩(例えば粟国の塩)なら、身体の中に少しぐらい多く取り込まれても大丈夫。砂糖でも黒砂糖には天然のミネラルが豊富に含まれています。このように天然物はもともとバランスが取れているのです。人工的な粉ミルクが研究されて質が良くなったとはいえ、母乳にかなうものはありません。特に初乳には下剤の作用をする成分があって、赤ちゃんが母親の胎内で持っていた便を出す作用があります。生まれてすぐに出る緑便はこの働きによるものです。また亜鉛やタウリンといった栄養成分が高濃度で吸収されやすい形で含まれているのも初乳の特徴です。母乳は「白い血液」と呼ばれ、私たちが生まれて初めてめぐり会う「エキス」であるといえますね。
皮膚常在菌の役割
 本来、ヒトの皮膚表面にはスキンフロラ(皮膚常在細菌叢)が存在して、他の菌が容易に増殖しないように皮膚を守っています。皮膚は絶えず細菌や真菌(カビの一種でカンジダ菌や水虫の菌など)にさらされていますが、たとえ接触しても容易に繁殖しないのは、この皮膚常在菌のおかげなのです。もし、清潔さを求めるあまり健康な皮膚を殺菌剤入りの薬用石鹸でむやみに洗って皮膚常在菌を根こそぎ取り去ってしまったとすると、自然の菌の調和が壊れますから、極端な場合は菌交代現象や日和見感染といって、普通の状態では病原性を発揮しない菌が感染症を起こすことすらあります。だから弱酸性石鹸のような石鹸の方が無難です。 ajisai
熱を下げるとカゼが長引く?
hatsunetu   からだの防御機構は、体温が38度付近で最も活発に働いてカゼウイルスの増殖を抑えるようになっています。このような免疫学の観点から見ると、「熱を下げるとカゼが長引く」という理論は決して間違っていません。しかし、体温が1度上がると基礎代謝は約12%も増加し、呼吸器や循環器系に負担がかかります。そのため、高熱が長く続くと体力が消耗し、さらに食欲も落ちて回復力が下がってきます。カゼ薬は頭痛や咳を緩和させて睡眠を確保し、解熱により食欲を回復させます。38度以上の発熱が3日以上続いている時などは、体力の回復も遅れがちになります。発熱性消耗疾患、つまり発熱して体力を消耗している病気の時に服用する栄養剤を飲むことも、早く風邪を治す助けになります。でも、何といっても養生が大切。昔から風邪を引いたら、熱い粥をすすり、発汗を促しながら体力をつけ、決して現在のように熱があるからといって、ジュースやアイス、果物を与えたりしませんでした。病人というものは体に悪いものを欲しがる傾向にありますから、それを我慢させるのも愛情だと思いませんか?
ニンジン嫌いの子供が減った
 最近は人参嫌いの子供が減ってきているそうです。そう言えば最近のニンジンは、あのニンジン臭さがありません。これは土壌にミネラルが減ってしまい、ニンジンの栄養が少ない、つまり水っぽい野菜になっているためです。トマトもホウレンソウも香りが薄いそっけないものになってしまいました。せっかく野菜をせっせと食べても、その野菜が栄養失調になっているのです。農薬や化学肥料を使って微量栄養素の少ない野菜や果物を作っているのが今の農業です。話題になっている有機野菜は、堆肥などを使って微量栄養素がたっぷり含まれた土で育てた野菜のことです。最近子供は『体は大きくなったけれども体力がない』といわれるのは当然のこと。栄養過剰の微量栄養素失調、それが今の子供たちの現状なのです。 ninjin 
お化粧のりと腸内環境
kagaminomae   いつの時代も、女性は美しさに貪欲なものです。そんな女性たちにとって、コスメ情報は大いなる関心の的。でも、どんなに念入りにスキンケアを施しても、腸が健康でなければ効果は半減してしまいます。というのも、肌と腸内のコンディションは密接な関係にあるからです。まず、腸内に生成された有害物質は、腸壁を直接刺激して下痢や便秘を引き起こします。その際、腸壁にはお肌に見られるのと同じようなトラブルが現れていると考えてもよいでしょう。腸壁に炎症を起こすほどの毒性物質が充満していると、吸収された毒性物質は血液で運ばれ皮膚にも肌荒れを起こすことになります。『最近どうも化粧ののりが悪いな』と感じたら、それは腸の危険信号。ビフィズス菌を補給して、有害物質をつくり出す元凶・悪玉菌を退治してください!
歯周病で歯無しになる
 「歯を失う原因は?」という質問をすると大半の人が「虫歯」とお答えになるでしょう。しかし、抜歯の原因は、中高年の場合約半数が歯周病で歯を失っているのです。この歯周病は、歯を支える組織に炎症を起こし組織を破壊しその結果歯が抜け落ちてしまう疾患です。原因は主に歯に長時間付いたプラーク(歯垢)です。初期の段階での自覚症状がないため、治療の必要性を感じる頃には相当進行していることが多い怖い病気です。一生自分の歯で噛むためには、歯垢を取り除く等の予防はもちろんですが、成人期の歯の定期検診による早期発見、そして骨に影響が出る前の早期治療が大きなポイントです。  tooth

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